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伊藤 均; E.G.Siagian*
日本食品工業学会誌, 26(8), p.342 - 345, 1979/00
揚げかまぼこのガンマー線照射による貯蔵期間延長を目的として10Cにおける貯蔵効果とミクロフローラの変化について検討した。供試品はKセロハンで窒素ガス置換包装を行った。非照射品は3~6日貯蔵で1g中の菌数が10~10個に達し、MicrococcusやMA菌、乳酸菌、酵母菌、糸状菌などが増殖してきた。一方、300krad照射すると酵母菌のみが増殖してきたが、生育がゆるやかなため1g中の菌数が10個に達するのに約20日要した。各分離株の放射線感受性をしらべたところ、灰黒色の糸状菌Spicariaが著しい放射線抵抗性を示した。食味に対するガンマー線照射の影響は500kradでもほとんど認められなかった。
伊藤 均; 飯塚 広*
日本食品工業学会誌, 25(1), p.14 - 21, 1978/01
ガンマー線照射によるリテーな成形かまぼこの変敗菌抑制を目的として各温度におけるミクロフローラと貯蔵効果を検討し、以下の結果を得た。かまぼこの変敗菌は20C貯蔵ではB.subtilisとB.pumilusが中心であり、10CではB.pumilus,B.megaterium,B.cereus,Pseudomonas,酵母菌などが増殖してきた。5CではPsevdomonas,Brevibacterium,Aeromonasがわずかに増殖してきた。かまぼこにガンマー線を300~450krad照射した場合に残存が認められるのはBacillusと酵母菌であるが、照射によるかまぼこの変敗菌抑制効果は明確に認められた。すなわち、10Cにおいては非照射品の2倍、約20~30日、貯蔵期間が延長された。
高野 博幸*; 青木 章平; 梅田 圭司*; 佐藤 友太郎*
食品総合研究所研究報告, (29), p.48 - 54, 1974/00
発芽防止のためのジャガイモ照射に際して、各種の傷を受けたジャガイモに対する照射の影響を実用的見地から明らかにするため、収穫時に切傷、裂傷、打撲傷を受けたもの、および収穫後これらの傷を故意につけたものに対して10kradの照射を行ない、ガンマー線照射が傷の治癒におよぼす影響について調べた。試料の一部については、照射後これらの傷をつけ、同よう調査した。試料としては北海道産ジャガイモを用いた。ジャガイモの受けた傷は照射の有無に関わらず一週間程度で治癒する。傷の治癒した状態で照射したもの、および照射後10日目以後に傷をつけたものでは、貯蔵中傷部に対する照射の影響は認められなかった。また、治癒していない状態、すなわち照射直前、直後に傷をつけたものでも、貯蔵中照射区で傷部にわずかの収縮が認められる程度であった。なお、傷の有無によって照射による発芽防止効果に差異はなく、照射区では収穫8ヵ月後において発芽は認められなかった。